目次
はじめに
Unity で C#スクリプトを新規作成した際に、標準では以下のようなテンプレートファイルが生成されるかと思います。
using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
using UnityEngine;
public class NewBehaviourScript : MonoBehaviour
{
// Start is called before the first frame update
void Start()
{
}
// Update is called once per frame
void Update()
{
}
}
その際に記載される// Start is called before the first frame update
や// Update is called once per frame
、
あるいはStart()
や Update()
を毎回消したりしていませんか?
Unity ではテンプレート時のファイルの中身をカスタマイズできます。
設定方法
Mac と Windows でカスタマイズするファイルの場所が異なります。
Mac
/Applications/Unity/Unity.app/Contents/Resources/ScriptTemplates
Windows
Unityのインストールフォルダ\Editor\Data\Resources\ScriptTemplates
上記フォルダにはいくつかファイルが存在していますが、
今回編集するファイルは 81-C# Script-NewBehaviourScript.cs.txt
です。
ファイルを開くと、中身は以下のようになっているかと思います。
using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
using UnityEngine;
public class #SCRIPTNAME# : MonoBehaviour
{
// Start is called before the first frame update
void Start()
{
#NOTRIM#
}
// Update is called once per frame
void Update()
{
#NOTRIM#
}
}
このファイルを編集することで、テンプレートファイルのカスタマイズが可能です。
例えば、以下のように編集すると、、
using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
using UnityEngine;
public class #SCRIPTNAME# : MonoBehaviour
{
#region const
#endregion
#region property
#endregion
#region method
void Start()
{
}
void Update()
{
}
#endregion
}
編集後に新規作成したスクリプトのテンプレート内容が変わりました。
新規作成したスクリプト
using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
using UnityEngine;
public class NewBehaviourScript : MonoBehaviour
{
#region const
#endregion
#region property
#endregion
#region method
void Start()
{
}
void Update()
{
}
#endregion
}
皆さんも自分の好みのテンプレートにカスタマイズしてみて下さい。
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